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Channel: スポーツナビ+ タグ:石川柊太
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先頭はまた友森 東京新大学野球2014春季 ~東京国際大×創価大 第1戦

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東京国際大 4 1 0 0 0 0 0 1 0 6創価大    0 0 0 0 0 0 3 0 0 35月24日:県営大宮公園野球場東京国際大  氏家、坂本 - 小谷創価大     小松、福岡、池田 - 寺嶋本塁打:花本(創価大)1号東京新大学野球2014年春季シーズンもいよいよ最終節。勝ち越した方がリーグ優勝となる事実上の優勝決定カード、東京国際大と創価大の1戦を観戦しに久しぶりに埼玉県は県営大宮球場にいってきました。というか東京新リーグの公式戦をこの球場でやること自体、結構久しぶりな気がするなぁ。この大事な1戦を任された創価大の先発はエース格の小松貴志(3年)でしたが、大事なところで球が高めに浮くという、いつも安定したピッチングな彼の中で数少ない欠点がこの試合に限ってもろに出てきてしまいました。試合開始早々の1回表、国際大の1番セカンド友森竣也(4年)が小松の甘めに浮いた132kmの真っ直ぐを捉えてレフトの頭上を越えるツーベースヒットを放つと、続く2番DH岡田裕哉(3年)が送りバントも三塁送球→セーフでノーアウト一・三塁の状況。ここで打席に入るは今日打順が3番のサード鈴木邑基(2年)。鈴木は小松の不用意に浮いた125kmの球を逃さず思いっきり引っ張ると打球はファースト頭上を越えるライト前タイムリーヒットとなって早速国際大が先制します。小松は動揺がピッチングにも反映されたか続く4番ライト五百蔵祐輔(4年)に思いっきりデッドボールでノーアウト満塁にしてしまいます。続く5番レフト中西風太(4年)は落ちついて遊ゴロに打ち取り、遊ゴロゲッツーの間にランナーはホームインで1失点は仕方ないね―― というシーンを誰もが思い描いた瞬間にピッチャー小松の動揺が伝染でもしたのか創価大ショート花本太紀(3年)がボールを掴み損ねたかまさかのエラーでその間に現実ではランナー二人が還り国際大3点目。更に7番ショート近藤雄介(4年)遊ゴロの間にもランナーがホームイン、この回の国際大は、安打は友森と鈴木の放った2本だけながら創価大の珍しい守備の乱れもあって一挙4点を上げます。創価大の動揺はまだ鎮まっていなかったらしく2回表に早くもイニングの先頭打者に戻っていた1番友森が今度は甘く入った小松の変化球をピッチャー返しのセンター前ヒット。続く2番岡田がフルカウントまで粘った隙に友森盗塁、そして岡田が二ゴロで、一死三塁の状況か―― というシーンを誰もが思い描いた瞬間に今度は創価大セカンド正木健太郎(3年)がエラーで現実はノーアウト一・三塁の状況に。そして先制タイムリーの鈴木が今度こそは遊ゴロ併殺も、その間に友森がホームに入り国際大、試合序盤で5点の大量リードを得ます。創価大先発の小松。昨年は2年生ながらエース格として活躍し2年秋にはタイトルを総なめしてリーグ屈指の投手として君臨しながら、より球威・球速があってプロスカウトも注目していた先輩の石川柊太(現福岡ソフトバンク)の方に世間的な注目は集まってしまい、その石川も卒業して今年は誰からも注目を集めるエース…と思いきや開幕投手の座を後輩で大学での公式戦の登板は今まで一度もなかった田中正義(2年)に取られた揚句、その田中が  “スピードガン表示が通常のガンより2~4km遅く表示される(by小関順二)”  ことで有名な大田スタジアムのスピードガンでありながら151kmをマークし更に完封勝利も上げるなどして一気に田中の方に世間の注目が集まってしまい…と、その実力や実績の割に地味な扱いを受けていたのでこういう目立つ試合で活躍して真に注目すべきは誰かを世間に教えてやれ小松!と密かに彼のことを応援していたら(普段は堅守なはずの)バックにまで足を引っ張られこの始末。どうも俺が肩入れするとその選手は不幸になるらしい―― 例えばうぐなんとかというスラッガーとか閑話休題国際大の先発氏家優悟(4年)。この試合では球速が130kmにも届かない遅さでしかも制球もバラつき気味と、フラフラしたような感じながら真っ直ぐなのかカッターなのか微妙(素人なんで見分けよくつかなくてすまん(汗)な球に低めへのスライダー、そしてフォークでしょうか落ちる系の球を必死に駆使し、球速は遅いながらも球は低めに集める・強打者の前にランナーは出さない・先頭打者は必ず打ち取る、などと基本はしっかり押さえるピッチングで創価大打線を6回まで0点に抑えます。しかし7回裏に氏家もさすがに疲れも見えてきたのか、この回先頭の4番キャッチャー寺嶋寛大(4年)を四球で歩かせるなどしてランナーを二人出したところで打席は序盤の大量失点の原因の一つとなる痛すぎるエラーをしてしまった6番ショート花本。花本は氏家の甘く入った変化球を逃さずフルスイング!打球は一気にレフトスタンドに突き刺さる汚名返上の3ランホームラン!!2点差まで詰め寄り国際大大量リードだった試合を一気にヒートアップさせます。しかし国際大はその直後の8回表、この回先頭はまた友森。…多分この瞬間は、私だけではなくこの球場にいた人間皆がそう思ったはず(確信)。この試合のキーマン的存在になった友森がここでも詰まらせながらセンター前にポトリと落ちるヒットで出塁、そしてこれもまたになりますかね2番岡田の送りバントやら、その他打者もつないで友森を三塁まで送ったところで代打の伊藤陽一(3年)が期待に応えるセンター前タイムリーヒットで終盤に国際大追加点!追いすがる創価大を振り切りまずは東京国際大が先勝しました。

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